安藤忠雄設計による美術館、李禹煥美術館。
直島に行ったら、ぜひ立ち寄って欲しい美術館です。
建物は地中美術館と同じく、自然光を取り入れた建物で、アートと自然を同時に楽しめます。
「もの派」と呼ばれる、石や木、紙や鉄材などの素材をほとんど手つかずのまま提示する作風は、コンクリート打ちっぱなしの安藤忠雄建築とは相性抜群だと思っています。
実は、李禹煥美術館は館内に入る前から、アートに溢れているんです。
もし時間的に館内に入る余裕がなくても、美術館前に広がる自然とアートを観ることが出来ます。
このエリアは美術館入館前なので、もちろん無料です。
李禹煥作品を自由に見れる上に、作品を直島の綺麗な景色と一緒に鑑賞できる貴重な場所なんです。
直島ではない場所で屋外に展示された作品を観たことがある、と言う方も多いと思います。
私はフランスのヴェルサイユ宮殿で、屋外の展示品を観たがことがあります。
同じ虹のようなアーチでも、宮殿に存在してる時と、大自然に存在している時では、印象が違うような、通じるものがあるような、不思議な感じがしました。
夕陽と青空、時間帯の違いでだけでなく、場所が変われば風景も雰囲気も変わるので、色々な見方ができるのだと思います。
館内は、より自然を活かした展示になており、作品によって光と影の影響で目に映るものが変わります。
日本の四季と同じく、季節や時間帯で表情を変えるアートなんですね。
アーティストが建築家と作り上げた美術館が世の中に、どれほど在るのか分かりませんが、世界観がイメージできるレアな美術館なのではと思います。
もしかしたら展示品数は多くはないので、人によっては物足りなさを感じるかもしれません。
でもせっかく直島に行ったならば、美術と建築のコラボを楽しんで欲しい、おススメの美術館です。
李禹煥美術館HP→https://benesse-artsite.jp/art/lee-ufan.html
地中美術館の記事はこちらから→https://nacao-kao.com/art-naoshima/839/
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